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歯というものは、歯茎の中・骨の中にある歯の根により支えられています。しかしながら、不幸にして歯を失ってしまった場合にも歯をいれる方法はいくつかあります。それぞれに利点・欠点があり、保険適用であるか・ないかなど選択肢はいくつもありますので、以下に簡単に説明していきます。




1.ブリッジ
その名の通り両隣あるいは遠くに生えている歯に橋をかける治療です。

ブリッジ

利点: 銀歯で良ければ保険適用の治療であるし、装着感、咀嚼能率(もともと生えていた歯のほぼ100%)ともに良好で、歯を削って型をとる日と作った歯を入れる日の最短2回で治療が終えられます。保険適用外のものであれば、白い歯を選択することも出来るので、これを機会に今まで嫌だった銀歯を白い歯に変えることが出来ます(まあ、そうでなくても変えることは出来るのですが)。


欠点: 当然、橋をかけるために橋を支える土台を作らなけらばなりません。つまり、必要十分なだけ歯を削らなければなりません(白い歯を入れるためには銀歯よりも多くの歯を削ります)。 歯を抜かなければならなかったようなお口の中の状態なのに、2本の土台で3ないし4本の歯を支えることになり、当然土台に対する負担が大きくなり、土台そのものをダメにしてしまうことがあります。また、歯は単独で生えている場合上下・左右・前後などそれぞれが自由に動くことができうまく力を分散していますが、ブリッジで固定してしまうと固定された歯が全て同じ方向にしか移動出来ないので、力を逃がすことができず、よけいに負担が増してしまいます。




2.義歯(入れ歯)
今まで入れたことのない方でも、一度は見たことがあるのでは無いかと思いますが、“歯の根がないのなら、歯茎で噛む力を支えましょう”というのが義歯です。残っている歯の根が弱っている場合、あまりにも多くの歯が失われている場合などには、保険適用での治療はこれしかありません。

義歯

利点: 歯をほとんど削らなくて良い(厳密に言えばバネをかける歯を少し削ります)。ブリッジによる治療が行えないぐらい悪い状態でも、それなりに噛むことが出来るようになる。保険治療である。バネのない義歯(保険適用外)もあるので審美的にもそんなに悪くない。


欠点: 装着感が極端に悪い。咀嚼能率が極端に悪い(義歯の大きさにもよりますが、最悪の場合もともと生えていた歯の20%ぐらい)。必ず歯ぐきが痩せてしまうので、1〜4年毎に修理ないしは新製しなければならない。取り外し式なので紛失してしまうことがある。奥歯がなく、縦に噛む場所がない場合、確実に咬合が崩壊していく(ここは難しいので省きます)。




3.インプラント
“歯の根が無いのなら、人工的に歯の根を作りましょう”というのがインプラントによる治療です。

インプラント

利点:他の歯を全く削ることなく歯が入れられる。装着感、咀嚼能率(もともと生えていた歯のほぼ100%)ともに良好で、自分の歯が再生したのとほぼ同じ感覚でいられる。多くの歯を失っている場合にも治療が可能(骨の量にもよります)。不幸にもインプラントが着かなかった場合にも、手術前の状態まで骨・歯ぐきが回復する。


欠点:インプラントを埋める手術をしなければならないので怖い思いを、術後10日間くらい必ず痛い思いをする(術後の痛みは歯を抜いた時と同じくらいと思っていて下さい)。当然、治療の失敗があった場合ブリッジや義歯のやり直しよりも苦痛が大きい。手術が上手くいった場合にもインプラントが骨に着かない場合がある。神経を切断ないしは圧迫してしまった場合、後遺症を残すことがある。歯を抜いてから歯を入れるまでに時間がかかる。基本的には保険適応外の診療になるので、治療費が高額になりがちである。


上述したように、どの治療法にもそれぞれ利点・欠点があります。インプラント治療は術者のミスによる後遺症を招く恐れがあるので、怖いといえば怖いです。しかしながら、自分が治療を受けなければならず、かつ自分で自分に手術できるなら第一選択はインプラントです。
医療というものは、技術と知識と物とサービスの全てを購入するものです。経済的な条件もあるでしょうが、インターネットや宣伝で安価な治療を受けるのでなく、信頼できる診療室で治療を受けて下さい。


ちなみに、松尾歯科医院(山王&道玄坂)の治療成績は、2013年6月現在98.4%の成功率を誇っています。当然、僕らのお財布のために治療をしているのではなく、患者さんのための治療ですから、常に100%の成功率を目指しています。というわけで、お口の中の状況によってはきちんと説明してお断りする場合もございます。お気軽にご相談下さい。



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